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Fate/stay night - Unlimited Blade Works 3

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第20話
Unlimited Blade Works

http://animeflv.net/ver/34489/fate-stay-night-unlimited-blade-works-2-8




お前と俺の投影が同等とでも思ったか?





俺と打ち合う度に
お前の技術は鍛えられているようだな。



すぐお前に追いついてやる。


俺に追いつく? 酷い勘違いだ。
やはり、お前は何も分かっていない。




・・・これが、その結末か

同情なんてしない

けれど、これから その道を
この脚が歩くかと思うと、心が欠けそうになる


お前が信じたもの、お前が信じるもの
その正体が嘘で塗りたくられた夢物語だと
見せつけられて・・・俺は



お前も見たな? ならば話は早い。
それは全て事実だ。衛宮士郎。
俺に追いつくとは、そういうことだ。


もう一度その眼で見るがいい。
俺が行き着いた世界を


I am the bone of my sword
Unknown to Death
Nor known to Life


Unlimited Blade Works





生涯、下らぬ理想に囚われ
自らの意図を持てなかった、まがい物。
それが自身の正体だと理解したか?


ただ、救いたいから救うなど
そもそも感情として間違えている。


人間として故障したお前は
初めから、あってはならない偽物だった。
そんなものに、生きている価値はない。




俺は、お前の理想だ。
決して敵いはしないと理解出来たはずだが?




そうか・・・認めるわけにはいかないのは
道理だが、俺が お前の理想である限り
衛宮士郎は誰よりも
俺を否定しなければならない。




では、聞くがな。お前は本当に正義の味方に
なりたいと思っているのか?


何を今さら? 俺は、なりたいんじゃなくて
絶対になるんだよ!


そう・・・絶対にならなければならない。
なぜなら、それは衛宮士郎にとって
唯一の感情だからだ。


お前はただ、衛宮切嗣に憧れた。
あの男の お前を助けた顔が
あまりにも幸せそうだったから
自分も、そうなりたいと思っただけ。




最後に奴は、お前に呪いを残した。
お前は あの時、正義の味方にならなくては
いけなくなった。



お前の理想は、ただの借り物だ。
衛宮切嗣(えみやきりつぐ)という男が
取りこぼした理想。
衛宮切嗣が正しいと信じたものを
真似ているにすぎない。



それは・・・

正義の味方だと?
笑わせるな。

誰かの為になると、そう繰り返し続けた
お前の想いは
決して、自ら生み出したものではない。


そんな男が、他人の助けになるなどと・・・
思い上がりも甚だしい!



そうだ。誰かを助けたいと言う願いが
綺麗だったから憧れた。


故に、自身から零れ落ちた気持ちなどない!


これを偽善と言わず
何と言う!


この身は、誰かの為にならなければと
脅迫観念に突き動かされてきた!


傲慢にも走り続けた。

だが、所詮は偽物だ。
そんな偽善では何も救えない。
否、もとより何を救うべきかも定まらない。


見ろ!その結果がこれだ。

初めから救う術を知らず、救うものを持たず
醜悪な正義の体現者が・・・

お前の成れの果てと知れ!


その理想は破綻している。

自身より他人が大切だという考え。
誰もが幸福であってほしい願いなど

空想のおとぎ話だ。

そんな夢でしか生きられないのであれば
抱いたまま溺死しろ!



ヤツの言い分は、殆どが正しかったけれど・・

どうも 何かを忘れていると思った。



あんたは・・・その・・・正しかったな。

器用では なかったんだ。


多くの物を失ったように見える。


それは違う。何も失わないように
意地を張ったから、私はここにいる。



何も失ったものはない。

でも確かに一つ、忘れてしまったものがある。




お前は何の為に・・・俺は何の為に
あの地獄を生き延び、見送られたのか。




これが お前の忘れたものだ。

確かに、始まりは憧れだった。
けど、根底にあったものは願いなんだよ。



あぁ その人生が偽善に満ちたものだとしても






俺は「正義の味方」を
張り続ける!




体は・・・

剣(つるぎ)で出来ている。


お前には、負けられない!



誰かに負けるのはいい。
でも、自分にだけは負けられない。



ようやく 入り口に至ったか



負けていたのは、俺の心だ。
お前を正しいと受け入れていた
俺の心が弱かった。



なに?

お前の正しさは、ただ正しいだけのものだ。
そんなもの俺はいらない。


俺は、正義の味方になる!
お前が俺を否定するように

俺も死力を尽くして

お前という自分を打ち負かす


LAST STARDUST








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