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Channel: 神闘士 ゴッドウォーリアー GOD WARRIOR
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Fate/stay night - Unlimited Blade Works 4

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第21話 answer
http://animeflv.net/ver/34551/fate-stay-night-unlimited-blade-works-2-9










くだらん! くだらん!!

もはや見るに堪えん!
愚昧ここに極まったな。衛宮士郎!!


正義の味方になる?
ただ正しいだけのもの?


そこまで分かっていながら
なぜ間違いに気づかない!!



正義とは、秩序を示すもの。
全体の救いと個人の救いは別のものだ。
その2つは、絶対に両立しない!



正しい救いを求めれば求めるほど
お前は自己矛盾に食い尽くされる!


ただの殺し屋に成り下がる!!

それが分からないのなら死ね!
その思想ごと砕け散れ!
何も成し得ないまま燃え尽きろ!


そうだ・・・そうなれば
俺のような間違いも霧散する。


お前という命の痕跡を
俺自身の手で
消し去ってやる!!








コイツは止まらない。限界は訪れない。

そんなもの、とっくに通り過ぎている。

なぜなら、コイツが斬り伏せようとしている
ものは、とっくに俺ではなくなっている。


知っているとも・・・その無様さを
私は、よく知っている!


心は折れない。ただの一度も敗北を
諦めることをしなかった男を よく知っている!


万人を救おうと、あがき続け
その理想を誰とも分かち合えなかった
醜悪な正義の姿を・・・


よく知っている!

助けられるのなら、苦しむ人々
すべてを助けることは出来ないのかと・・・


あまりにも罪深い
その在り方を・・・








士郎が、斬り伏せようとしているものは
己を阻む自分自身。
信じてきたもの・・・これからも信じていくもの
を守るために


アーチャーが、無き者にしようとしているのは
己を生み出す自分自身。
この先、繰り返される過ちを消し去るために



一度、夢を見た。

どちらも正しかった・・・

どちらも正しかったのです。

ただ結末が、願ったものとは違っただけ・・・

悔いしか残らなかったとしても

その過程に
多くの理想を果たせたのなら






どうあれ、衛宮士郎の戦いは
これで終わりだ!


ああ、お前は正しい。俺の想いは偽物だ。


けど、美しいと感じたんだ。
自分のことより他人が大切なんてのは
偽善だと分かっている。


それでも、そう生きられたのなら
どんなにいいだろうと憧れた。


俺の人生が紛い物でも、誰もが幸せであって
欲しいという願いは、美しいもののはずだ。



俺は失くさない。愚かでも引き返すこと
なんてしない。この夢は決して・・・


俺が最後まで偽物であっても

決して!

間違いなんかじゃないんだから!





消えろ!






この夢は

間違いなんかじゃない!





俺が代わりになってやるよ。


任せろって。爺さんの夢は




ひどい話だ。

古い鏡を見せられている。


こういう男が、いたのだったな









俺の勝ちだ。アーチャー

ああ、そして私の敗北だ。


士郎! アーチャー!



ともあれ、決着はついた。




アーチャー!

『ッ…!』




楽しませてもらったぞ。
偽物同士、実にくだらない戦いだった。


まさか!貴様!

10年振りだな、セイバ-

さて・・・理解したか?
それが、本物の重みというものだ。


いかに形を似せ、力を似せようが
所詮は作り物。


偽物が作り上げた贋作(がんさく)など
見るのも汚らわしい。

クズめ。

他人の真似事だけで出来上がった偽物は
疾く ゴミになるがいい。








お前が・・・倒せ。




アーチャー!!


他人を救う余裕が
あったとはな。



このお~! 誰に断って
私のアーチャーに手を出してんのよ!




なぜ、あなたがここにいる?

決まっていよう。前回の戦いが終わった後
俺は消えずに、この世に留まった。



そんな、バカな。


俺は、聖杯を浴びた
ただ一人のサーヴァントだ。




数ある兵器の中でも、あれほど
殺人に特化したものはあるまい。




兵器? 聖杯が・・・サーヴァントを以て
生み出すものが、兵器だというのか!



元々、我らとて兵器だろう。
あれは、それを突き詰めたものにすぎん。


聖杯とは、地獄の門

お前たち人間によって地に堕ちた欲望の盃


人間を呪い殺すことのみに特化した
人類悪の一つだと



では、あなたの目的は
人間の・・・


そう。

この時代の人間の一掃だ。




この世界は楽しいがな。
同様に度し難い。


凡百の雑種が、生を謳歌するなど
王に対する冒涜だ。



何が「王に対する冒涜だ」よ!
人間が一人もいなくなったら、それこそ
王様の意味なんてないじゃない!



死に絶えるのならば、それでよい。


自らの罪で消え去るのなら
生きる価値などあるまい。



俺が欲しいものは、雑種ではない。


地獄の中ですら、生き延びられる者にこそ
支配される価値がある。





全ての人間に等しく落ちる、死の咎(とが)


本来、俺がすべき仕事を任せるには
相応しい猟犬だ。



では、10年前の続きといこう。


お前が倒せ。

アイツ、どうして あんな言葉を


まあよい。本命は仕留めた。
此度は、ここまでとしよう。








オープニングテーマ 「Brave Shine」









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